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4月の言葉 春風に似たる心を

WBC(ワールド·ベースボール·クラッシック)は栗山監督の下、大谷翔平選手、ダルビッシュ有選手ら若い選手の奮闘で全勝優勝で世界一に輝きました。野球にあまり興味がない女性たちもテレビ中継に釘付けとなりました。とても素晴らしい戦いで、私たちに涙が出るような感動をくれました。「最近の若者は···」とよく言われますが、活躍の場があれば、世界に通用する働きをすることを見せてもらい、暗い話題が多かった日本国民に大きな明るい話題を提供してくれました。世界に通用する若者がこれからも続々と出てくることを期待したいと思います

 

東京は少し早い桜の満開で、春本番となりました。「春風に 似たる心を持ちたしと 吹く春風に 吹かれつつ思ふ」 これは、四代教主金光様のお歌です。春風に似たる心とは、温もりのある心、喜びの心、晴れやかな心、なごみ和らぐ心、そしてすべてを育み生かしゆく心ということでしょう。ともすれば、すぐに神様を忘れ、せかせかイライラしてしまいがちな私共です。その思いをしっかり神様に向けて、すべてに対して“春風に似たる心”を持って、家庭で職場で実践させて頂き、稽古に取り組み、生活に根ざした信心をさせて頂き、大みかげを蒙らせて頂きましょう。