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8月の言葉 戦い失せしめ給え

 戦後78年の今年は、とりわけ酷暑となりました。この8月が来ると、先代教会長・大場先生の「戦争」を拒否する断固とした姿勢を思い出します。「どんな美しい名前を付けようが、どんな理由があろうが、戦争をしてはいけない。聖戦なんてこの世に存在しない。戦争は大量殺人以外の何物でもなく、天地の神様の何よりものお悲しみ、お嘆きである」。そう、毅然と言い切っておられました。祈願詞「平和の祈り」に「天地の命に生きる人間はみな神のいとし子」とありますが、この言葉をお唱えする度に、大場先生のお言葉の重みを実感します。自分のいとしい子供同士が争うことは、親にとってこの上ない不幸です。ですから、それを私たちが黙認する(許す)ことは、神様に対するご無礼以外の何ものでもありません。

 昨年2月、ロシアはウクライナに軍事侵攻を開始し、いまだ膠着状態のままで停戦の兆しも見えません。日本は戦後78年の間、危うい中にも保ってきたこの平和をこれから育ち行く、次代を担う子供達に、しっかり手渡し、遺していくことが、神様から、そして、戦争の犠牲になって亡くなられた方々の御霊様から私たちに向けられた使命なのです。

 8月は、人命の尊さをそして、戦争のおろかさを再認識し、平和への決意を新たにする月です。私たち一人ひとりが戦争をはじめとする平和をはばむ全てのものに対し、「ノー」と言える生き方になっているかどうかを確認し、平和への誓いを確かなものとさせて頂きましょう。

 

 四代教主金光様は「人命は地球より重し、その人命、殺し合う戦い失せしめ給え」と御歌に詠まれました。その思いを頂き『忘れてはならないこと』として8月26日、芝教会での平和祈願祭に参拝し、平和への願いを一つにし、現して行きましょう!