教会の前の銀杏の葉も色づき始め、冬の到来を告げてくれています。12日には教祖140年生神金光大神大祭をお迎えします。
教祖様の生き方を一言でいえば「実意丁寧神信心」ということです。他人に、仕事に、神仏に、そして自分自身にもすべてに対して実意なのです。他人に対して思いやりしながらも、自分の意志は貫かれるということです。とりわけ神仏への実意という点では、神様の加護に値する感謝はさることながら、自己への反省(改まり)、そして神様に願いを立て、聞いて頂く以上は、一心に向い、徹底的に自分のできる得る限りの努力をして行くということです。
この「実意丁寧神信心」のご姿勢あればこそ、たた祟(たた)りの神・金神から愛の神、恵みの神・天地金乃神へと大転換をとげ、このお道が開かれたのだと思います。
教祖様は何があっても神様からの「お差し向け」と受けとめておられます。「お差し向け」とは、神様が人間の助かりのために人や出来事を遣わされるという意味であり、神様がみ思いをもって働いて下さっているということです。
私達の信心をふり返った時どれだけ、神様に真剣に向かい、感謝し、改まり、そして神様のお心にかなうべく努力を惜しまずにしているでしょうか?その点を点検し、少しでも教祖様の「実意丁寧神信心」のご姿勢、生き方に近づかせて頂き、かけがえのないおかげがあることを教えて下さった教祖・生神金光大神様に御礼の真を込めて大祭お迎えさせて頂きましょう。