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何があってもおかげの信心に

 いのちの危険を感じる猛暑が続いています。外を歩くこともままなりません。また新型コロナの再流行、手足口病、インフルエンザなどの流行と安心できない状況です。 

 そんな中でも世界ではパレスチナ紛争、ウクライナ戦争など多くの犠牲者を出しても停戦の兆しもみえません。8月は、人命の尊さをそして、戦争のおろかさを再認識し、平和への決意を新たにする月です。私たち一人一人が戦争をはじめとする平和をはばむ全てのものに対し、「ノー」と言える生き方になっているかどうかを確認し、平和への誓いを確かなものとさせて頂きましょう。

 人は、ともかく何もないのがおかげと思いがちですが、それだけでは頼りないものです。そうではなく、私達は、どんなことが起きても動じないで、すべてを神様に委ね、素直に受けとめ乗り越えていく心境、即ち「何があってもおかげ」の心境に近づいていくために、このお道を信仰させて頂いているのではないでしょうか。この心境に至ればこわいものはありません。しかし、一朝一夕になれるものではないと思います。教祖様は「人の身の上に決してムダ事はなされない。信心しているがよい。皆末のおかげになる」とみ教え下さっています。起きてくること一つ一つを末のおかげのもととして素直に受けとめ、神様からの課題として乗り越えさせて頂く度にこの心境に近づいて行けるのです。

 

 「何があってもおかげ」の心境をめざして、信心の稽古にとりくみ、何ものにも動じない、揺るぎない信心をお育て頂きましょう。