あなたの心の内の悩み苦しみを神様に向けた時、どこまでもあなたを助けようとする神様の働きが限りなく生まれます。そして、心配が安心に変わってゆく時、あなたの心が解き放たれ、助かりの道が開かれます。どうぞご参拝下さい。
芝教会は明治22年に開かれ、現在も多くの信奉者が生き生きと目標をもって、喜びに満ちた生活を送っています
芝教会は、今年、布教百十五年と初代大場吉太郎師没後百五年を迎えます。そこで、「初代の願いを今に、一人が一人のお導きを」とのモットーを掲げて取り組んでいます。
この初代の願いを、今に伝えてくれるのが、「同心の枕」と布教当初の「信徒名簿」です。「同心の枕」は、明治二十一年、恩師近藤藤守先生のご命を受けて畑徳三郎先生を輔けるため、上京した大場吉太郎先生が、一升瓶を枕にしておられた畑先生と自分の分の二つの枕を買い求め、その晩、二人で枕を並べて休まれたと伝えられた枕です。
その時お二人は、「どんなことがあっても、このお道を、未開の地・東京に伝え広めてゆこう」との熱い胸の内を語りあい、同信の伝道者として、終生の友情を誓い合われたことでしょう。幸い戦火を逃れた芝教会にその一つが遺されております。この枕を見る度に東京布教当初の熱い情熱が伝わってくるようで、身の引き締まる思いがします。
また、「信徒名簿」は、芝の地に布教が開始されてから綴られ、生活苦に苦しむ人々の様々な難儀に向かい合い、民衆救済を実現していかれた大場初代の姿が、浮き彫りにされています。
「人が助かりさえすれば良い」真に救済を、わずか十年という短い間に完全燃焼された初代のお姿が、この「信徒名簿」を通して、私達に語りかけています。
初代亡き後、二代教会長大場道一師、先代教会長大場正範師へとその願いは確かに受け継ぎ表されてまいりました。そして現在、四代教会長宇都木あけみ先生と共に、先師先覚の願いを受けて様々な形の布教活動が営まれています。
年に一度のチャリティーバザー、歳末助け合い街頭募金、毎月行っている、フォーゲル活動近隣をリヤカーで回るアフリカ飢餓救済資源回収活動、これらはみな二十二年間続けられており、近隣の協力者の中から、このお道で助かる人が一人二人と出てきています。
また、芝教会の伝導ビラを配る活動にも、みんなで取り組んでいます。
「一人でも多くの人に助かって欲しい」との初代先生の願いを今に現していくことを私たちの使命として、元気にがんばっている芝教会です。
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